発音は日本人にとって大きな課題です。受験英語中心で勉強をしてくると、この発音についてはあまり注力しませんが、英語を話す上で、日本人が最も力を注がなければいけないのが発音だと断言しても間違いないくらい重要なものです。まず間違いなく、海外に出て自分の英語が通じないというジレンマに会います。そのくらい日本人の発音する英語はアクセントが強く、ネイティブにとっては聞きづらいものです。
日本人からすると、スペイン人やインド人の英語も強いアクセントを感じ、とても聞きづらいですが、ネイティブからするとまだ彼らの英語のほうがきれいに聞こえるようです。もちろん、アメリカには、メキシコ人などのスペイン語圏出身の方で英語を話す方が多いこと、アメリカにくるインド人が増えていることなどから、スペインやインド訛り英語に対する”慣れ”もあると思いますが。
なぜ日本人は英語の発音が苦手なのか?
日本語と英語の周波数帯が全く違う
日本語は約100~約1500Hz、英語は約2000~12000Hz(米英語約1000~5000Hz)の周波数帯と言われいます。つまり、日本語を話すように英語を話しては、ネイティブの使う英語周波数帯に届かず、”聞きにくい”可能性が指摘されています。

日本語は一定リズムだが、英語だとリズム(強弱がある)
日本語は基本的に単語の始めや終わりを強く発音することはなく、フラットに話すイメージです。一方で英語には発音記号があるように、英語にはリズムがあります。この強調する箇所を強く発音することで英語にメリハリが出てネイティブが聞きやすくなります。アフリカンアメリカン(黒人)の方の英語に抑揚や独特なリズムがあるのを感じませんか?日本語のフラットな感じとは大きな違いです。
カタカナが邪魔をする
日本人の感覚として、英語を聞いたときに音をカタカナに置き換えてしまうことがあるかと思います。外来語はカタカナで表記するという文化と、中学、高校と義務教育の中で、英語の発音を身近に感じるためにカタカナに変換する教え方が浸透したためです。当時は英語の発音を覚える意味でも分かりやすい方法でしたが、これが英語発音の成長の邪魔をします。例えば、Planという単語。この場合、カタカナだと「プラン」と表現します。しかし、この”a”の発音はご承知のように”ア”と”エ”の中間のような発音になります。しかし、それはカタカナで表現することはできません。つまり、英語の音は日本語のカタカナでは表現しきれないのです。しかし、このようにカタカナで英語の発音を覚えていると、「プラン」と発音してしまい、ネイティブからすると分かりにくい発音となります。
英語の発音については日本語との違いからハンデを背負っています。このハンデを乗り越え、きれいな英語の発音を取得することは並大抵の努力では達成できません。時間と忍耐が必要です。
どうやって発音を練習するのか?
英会話学校では時間が限られているため、英会話学校で発音を矯正することはあまり得策ではありません。やはり、個人での学習時間の中で発音の練習する機会を増やし、その実践としてネイティブのいる英会話学校で自分の発音のImprovementを確認するというサイクルがよいかと思います。個人での学習時間の中で無料でできる代表例としては、声を出して英文を読み上げ、それを録音して自分で聞いてみるなどの方法がありますが、結局は自分でどこが悪いのか採点ができないので長続きは難しいと思います。そこで、発音を採点してFeedbackしてくれるようなPCソフト、教材などを長期的に続けるためにお勧めいたします。
Siri(iPhone)
iPhoneのOSに標準搭載のSiriに話しかけ、その言葉の認識を確認するという方法があります。無料でお手軽にできるというがメリットです。Siriに話しかけ自分の発音のSiriの認識度を知ることで、自分の現在位置の簡単な確認になります。例えば、I am walking in the parkとI am working in the officeと発音したときにSiriはちゃんと認識してくれますか?この例文でSiriが認識してくれないのなら、英語の発音に改善の余地がありということになります。Siriはネイティブでも誤認識するなんていうことで自分を慰めないでくださいね。この例文であればまず間違いなくSiriはネイティブの発音を聞き分けます。無料でお手軽な方法ですが、すぐに飽きてしまう/長続きしないというのがデメリットとかと思います。
発音美人(PCソフト)
もう生産は中止しているようで、ここで紹介するべきではないと思ったのですが、この発音ソフトの素晴らしさは中古のソフトウェアでも購入して試して頂きたいことから、ここで紹介させていただきました。PCにマイクを装着して、パソコンに表示される単語または文章等を発音して採点するという形式のものです。お勧めのポイントは、1つは単語および文章の数が豊富であり、長く使えるソフトであること。2つ目は、採点が厳しく、おそらく初心者だとまともな点数はなかなか取れません。自分の発音が如何に悪いかの現実を容赦なく教えてくれます。ただ、このシリーズで高得点を取れる頃には、日本人英語の壁を超えた英語発音を手に入れることができると思います。
HiNative Trek – Lang 8( 学習サイト)
Lang 8はご存知ですか? 学習中の言語で日記を書くと、その言語を母国語とする人が添削をしてくれる相互添削型ソーシャル・ネットワーキング・サービスです。そのLang 8が提供する新サービスのHiNative Trekを紹介します。このHiNative Trekは、毎日だされる課題に対して、英作文と発音で回答を行い、 13時までに投稿された課題はその日のうちに英語ネイティブの先生が音声つきで添削 をしてくれる添削サービスです。質問があれば3往復まで追加で質問可能です。
このHiNative Trekの素晴らしいところは、SpeakingとWritingの両方のアウトプットについての学習および改善が期待できるところです。どちらも基本自己学習では難しく、また英会話学校で学ぶとなると相当な時間を要しますが、このHiNative Trekはスマホで参加できるお手軽さと、1日1つの課題で毎日ネイティブによる添削を受け、改善点等などの指導を得ることができ、また自分の発音の悪い点や改善方法など質の高い指導を提供しています。時間のないビジネスマンの方には最適だと考えられますし、自己投資として十分な成果とリターンを生んでくれるものだと思います。



