英語を学習する上で、映画ほど訳に立つ学習材料はないでしょう。映画のメリットは、自分の好きな映画で楽しみながら英語学習ができ、好きな映画だからこそ何度でも繰り返して観ることができます。また、ネイティブならではのフレーズやスラング、相槌の打ち方など細かい描写を学ぶことができます。特に相槌の打ち方などはリスニングだけでは分からないので、映画などを通して映像として見ることでより理解が深まります。その他にも、それぞれの国の文化や習慣、土地柄、考え方、国民性などのバックグラウンドが学ぶことができますし、アイスブレークの会話として、友人やビジネスパートナーと、好きな映画について会話できるようになります。もちろん、リスニング力は格段にアップしますし、高額な料金がかからず、手軽に始められることができます。
ただし、英語学習に向かない英語というのもあります。例えば、あまりにスラングが多すぎるとか、文法を崩しすぎている(黒人系のデンジャラス映画ではよく聞かれます)ものなどは映画としては楽しめても学習としては向かいないでしょう。ここでは8本の英語学習にお勧めの映画をおすすめします。5段以上の英語学習者用のものをPick upしました(段位についてはこちら)。
Forest Gump(フォレストガンプ)
映画の感動度
日常使えるフレーズ頻度
アメリカの現代史の真ん中を駆け抜けた男の数奇な人生を、笑いと感動豊かにつづったヒューマン・ドラマ。30年に及ぶ物語の背景として、年代によって移りゆく風俗・文化・流行が丹念に描き込まれている。また、記録フィルムやテレビの収録テープから集められた、ケネディをはじめとする歴代大統領やジョン・レノンといった有名人たちと主人公フォレストが、デジタル合成技術を駆使した特殊視覚効果を施されて“夢の共演”を果たしているのも見どころ。第67回アカデミー賞で作品、監督、主演男優、脚色、編集、視覚効果の6部門を受賞。
映画の難易度はそこまで高くないが、トムハンクスの演じる知能指数の低いフォレストガンプの話し方がやや聞き取りくい部分がある。映画自体は疑いのない名作であり、英語の中に多数の名言や日常使える表現が多くある。
The King’s Speech (英国王のスピーチ)
映画の感動度
日常使えるフレーズ頻度
イギリス女王、エリザベス2世の父であり、幼い頃から吃音に悩まされ、人前に出ることを嫌う内気な性格から王になることを望まなかった男、ジョージ6世。その実話をコリン・ファース主演で映画化した人間ドラマ。ジョージ6世がスピーチ矯正の専門家と出会い、やがて強く優しい国王へと成長していく姿を描く。 第83回アカデミー賞作品賞・主演男優賞・脚本賞・監督賞受賞作品。
映画の舞台はイギリスでブリティッシュ英語。アメリカ英語に慣れている方には、少し聞き取りにくい部分がある。表現等については政治的な文言やスピーチ的で使う表現等を学ぶには適しているが、日常会話で使うかというと「?」マークがつく。コリン・ファースの素晴らしい演技力に魅了される映画。
The Hangover(ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い)
映画の感動度
日常使えるフレーズ頻度
結婚式を2日後に控えた新郎ダグは、独身最後の夜を満喫すべく、悪友たちと一路ラスベガスへ。ホテルのスイートルームでしこたま酒を飲み、バカ騒ぎした翌朝、友人たちが目を覚ますと、花婿は消え、そこに残されたのは一頭の虎と赤ん坊だった。とんでもない証拠品を手がかりに花婿を探す旅が始まる。低予算作品ながら、口コミが反響を呼び、アメリカ全土を爆笑の渦に巻き込んだという話題作。
悪友とのスラングを使った馬鹿話、ただ、そのような表現が一番日常会話でも使えるし、より自然な英語が身につくと言っても過言ではない。コメディともいえる英語で、見る人にただ楽しい時間を提供してくれる。ただ、多くの表現はビジネスで使うと頭の悪い人間だと思われますのでご注意を。
The Shawshank Redemption(ショーシャンクの空に)
映画の感動度
日常使えるフレーズ頻度
20年近くの刑務所生活の中でもおのれを見失わず、ついには脱獄に成功した男の奇妙な逸話の数々と、その親友の囚人をめぐるヒューマン・ドラマ。ホラー小説の大家、スティーブン・キングの非ホラー小説の傑作といわれた中編『刑務所のリタ・ヘイワース』(邦訳は新潮文庫『ゴールデンボーイ』に所収)を、「フランケンシュタイン(1994)」の脚本家、フランク・ダラボンが初監督と脚色を手掛けて映画化。
名作映画の1つで説明不要の感動作。 見てない人は必ず見てほしい。英語の表現等はそれからでもよい。それぐらいMust Watchの映画。もちろん、英語の表現や内容も素晴らしく、英語学習にも最適。英語難易度も中級者以上向けではあるが、上級者にもあらたな表現方法の学びを与えてくれる。
Castaway(キャスタ・アウェイ)
映画の感動度
日常使えるフレーズ頻度
『フォレスト・ガンプ/一期一会』のロバート・ゼメキス監督とトム・ハンクスが再タッグを組んだサバイバル映画。役作りのため25kg減量したハンクスが、無人島に取り残された男を熱演。第58回ゴールデングローブ賞では主演男優賞(ドラマ部門)を受賞。
無人島に取り残された男の話で、英語とはしては楽しめるが、当然セリフは多くないので、英語学習としてはほかの英語のほうが優れているかもしれないが、それでもトムハンクスの鬼気迫る演技は見る価値あり。
The Social Network(ソーシャル・ネットワーク)
映画の感動度
日常使えるフレーズ頻度
ハーバード大学の青年が、世界最大のSNS“Facebook”を創設する過程を追うヒューマンドラマ。「セブン」や「ファイトクラブ」のデヴィッド・フィンチャー監督がメガホンを握り、わずか数年で億万長者になった青年の葛藤や苦しみを浮き彫りにする。
主役が頭の回転の速さを演じるためか、セリフの言い回しがはやいように感じる。また、パソコンの知らない用語もあり、英語の難易度は私の中では簡単なほうではない。ただ、大学での生活風景などの場面や友達との会話シーンから、日常的に使えるフレーズは非常に多いと感じる映画。
School of Rock(スクール・オブ・ロック)
映画の感動度
日常使えるフレーズ頻度
ミュージシャンでもあるジャック・ブラックが破天荒なロッカー教師を演じるコメディータッチの人間ドラマ。名門小学校にそぐわないニセ教師と小学生たちがロックを通じて交流を深める、笑いと風刺、感動、そして涙ありの作品。実際に楽器を演奏している子役たちの演奏の巧さもにも注目だが、ジャック・ブラック演じるユニークなロックン・ロール教師がかっこいい。
名門小学校を舞台とした映画ということもあり、子供にもわかりやすい表現を使っているため、英語は非常に簡単。英語中級学習者には本当に最適なレベル。映画もロックを題材とした話で、音楽好きで、英語学習をしたいと考える人にはおすすめ。
Love Actually(ラブ・アクチュアリー)
映画の感動度
日常使えるフレーズ頻度
クリスマスを前にさまざまな人々の恋が花開く、心温まるロマンティックコメディ。イギリス首相、その秘書、作家、メイド、元ロックスター、少年と、年齢も環境もバラバラな20人近いキャラクターたちの恋模様を見事にまとめあげた人気作。描かれるそれぞれの恋模様は、見ている誰もが共感できたり、郷愁をくすぐられるようなエピソードばかりで、作品全体に温かさを加えている。
恋愛英語がそしてブリティッシュものの中で極上の映画。笑い・感動そして英語の表現の学習と、冬のクリスマスシーズンには必ず見たくなる英語。ヒュー・グラント演じる英国首相とアメリカ大統領が訪英した際の、英国側の毅然としたスピーチシーンは、そのセリフを覚えてしまうくらい感動を覚えるシーン。


