駐在や現地採用でアメリカに来て銀行口座を開く場合、大抵の場合は大手のBank of AmericaやUS Bankなどで口座を開くことが多いと思いますが、私の場合は地方銀行で口座を開きました。この地方銀行がその地域での支店数が多く、何かあった場合に支店に駆け込みやすかったからです。ただ、アメリカ生活も慣れてきて、英語の電話にも余裕が出てくると、大抵のトラブルは電話で解決できるため、支店が近いというメリットはさほど大きなメリットではなくなってきます。逆に、これらの地方銀行の場合、西海岸や東海岸に支店が無い場合が多く、将来的に会社を辞めて、または退職した際に、アメリカの口座を維持する場合には、日本からアクセスしやすい西海岸に支店があることは重要な要素になると思います。残念ながらアメリカに来た当初はそれらの将来的な展望が見えてなかったこともあり、銀行を変更する必要が出てきました。
新しい銀行で口座を開く
アメリカに来た当初は、クレジットスコアが無いため、大抵の場合は支店に行き、Social Security Number等を伝えたうえで口座を開くのが一般的ですが(こちらを参照)、ある程度のクレジットスコアがあれば、オンラインで簡単に口座を開くことができます。デビットカード等は郵送で送られてきます。銀行を選ぶ上で私が重視したのが、ネット上からアメリカの住所から日本の住所に変更をできることです。将来的には日本に戻ることを前提としていますが、アメリカの銀行口座は持ち続けて、アメリカのクレジットカードなどを日本で使用する予定でした。アメリカには、海外で買い物をしても海外手数料が無料というクレジットカードが多数存在します。日本の場合は大抵3%程度の手数料が取られますが、手数料が取られなければ、日本でもアメリカと同様に買い物をすることができ、また、その時の為替によっては非常にお得に買い物をすることも可能です。
電話でも住所は変えられます。でも考えてみてください。ここはいい加減アメリカ。銀行なのにアメリカの住所でさえも平気で間違えます。これが聞いたこともない日本の住所になったら、電話で正確にオペレーターが入力することは不可能です。おそらくTokyoくらいでしょう、まともに入力できるのは。地方銀行の時には、ネットでアメリカ外住所に変えることはできなかったため、電話で対応しましたが、何度も間違え、修正をお願いし、それでもダメなので、支店に行きましたが、そこでも間違えるという始末。将来的に日本国内で引越をした際の住所変更を考えると、こんなことを繰り返したいと思う人はいないでしょう。
Internationalの住所に変更しやすい銀行口座を選択
海外手数料が無料のクレジットカードを使って日本で買い物をする
送金方法
さて、新しく銀行口座を開いたら、旧銀行からの送金作業になります。送金方法にはいくつかありますが、金額が大きい場合にはオンラインでできるWire Transfer(送金)は当てになりません。大抵の場合、月々5000ドルまでの少額程度しか送金しかできないからです。また銀行によっては数%の手数料を取る場合があります。ここで一番便利なのが、Personal Checkによる送金です。旧銀行のPersonal Checkを使用して、自分宛に所望の金額を記載します。金額が10,000ドルくらいであれば、銀行によって異なりますが、Mobile Depositと言って、そのCheckを携帯で写真を撮って、銀行に行かずに新銀行に入金することができますが、金額が大きい場合には、支店に行かないといけません。このPersonal Checkによる送金のメリットはいくらでも送金できることと、手数料が掛からないことです。デメリットは約10日くらいの時間を要することです。銀行でPersonal Checkの無い口座を開いた場合にはこの手法を使うことはできないため、銀行の支店に行き相談をすることになるかと思います。ここでも言いましたが、Personal Checkをもっておいたほうがアメリカは便利です。
Personal Checkで自分宛にCheckを切って、支店に持参する
手数料は無料。唯一の欠点は10日程度の時間を要すること
オンライン上のWire Transferは少額しか送れない
Premium member
アメリカのどの銀行でも同じかと思いますが、ある程度の金額を銀行に入金しておくと、Statusが付きます。例えば、Silver、GoldまたはPremium memberという形です。金額的に50,000ドルから100,000を預け入れる必要がありますが、Statusが上がるとBenefitが増えます。例えば、利子が少し上がるとか、住宅ローン、車ローンの利率が下がるとか、専用の連絡先に優先的に電話ができるなどです。Bank of Americaの場合、Bank of Americaのクレジットカードを保有していれば、Statusに応じたAdditionalのPointが付くなどのBenefitがあります。私の場合は、先で説明する100,000のCD(Certificate of Deposit)を保有しているので、最上級のStatusを保有しており、これにより私のクレジットカードは、驚異の還元率約3%という高還元率クレジットカードになっています。しかも、年会費および海外手数料無料です。

CD(Certificate of Deposit)
日本でいう定期貯金のようなものです。一般的に、CheckingやSavingのAccountの利率は非常に低く、大抵の場合は0.01-0.03程度の利率かと思いますが、このCDは一定期間(13ヵ月、25ヵ月など)のお金を預け入れる代わりに、高利子(2%、2019年時点)を約束するものです。この一定期間が過ぎると自動的に同じ期間で延長という形になりますが、この利率はその時点の利率が適用されるため、アメリカの景気等に左右され利率が変わります。大きなメリットの1つが、グリーンカードを持つUS Citizenでなくとも、このCDは持つことができ、また利率も日本とは比較にならないほど良いということです。一方でデメリットは、解約は支店に出向いて手続きをする必要があります。また、途中解約はペナルティが発生します。地方銀行等にもCDはありますが、日本に帰国した後のことを考えると、西海岸や東海岸に支店があるところのほうがCDの解約にも便利かと思います。
利率はマイナスになることはありません。したがって元本保証付きの高利率の定期貯金と考えるとよいでしょう。

銀行口座を閉じる
アメリカの銀行では、口座維持費というものが毎月掛かります。預入金額が1,500ドルを超えればこれがWaiveされるという条件が、ほとんどの銀行で適用となりますが、これと同時に考えなければいけないのは、口座が休眠状態、例えば6ヵ月間口座でのアクションがないと、銀行側がアカウントをLockする可能性があります。どの程度の期間で口座がLockされるかというのは銀行によって異なります。最悪の場合、預金全額銀行に没収されるということも起こりうるそうです。ここが日本と大きく異なるところで、休眠口座を持つことのリスクになります。したがって、アメリカでは、必要のない口座はなるべく早めに閉じてしまい、余計な心配ごとをなくしてしまうのが賢明です。口座残高がゼロであれば、電話で簡単にAccountをCloseすることができます。もちろん支店でもCloseできますが、色々と聞かれるのが嫌だったので、私は電話でCloseしました。


